月兎
月を一心に見つめる兎の姿とすすきの月影が風情がある浮世絵ですね。
元絵は歌川広重の月と兎です。
団扇にするために描かれたらしく小ぶりな絵で、色もモチーフも少ないのに秋夜の静けさが伝わってくる表現力の高さには脱帽です。
広重は日本の風景をたくさん描いていますが動物が登場するほっこり系の絵がたくさんありまね。
月夜の静けさと兎の可愛さの邪魔をしないようにhanaさんを隅っこに持ってきたら片目だけの描写となりました。
でもバランスは大切です!
しかし・・・です。
この作品はボストン美術館所蔵。
他のたくさんの浮世絵にも言えることですが所蔵が外国の美術館だというのが何となく悔やまれてなりませんね。。。