まち*ごと

若桜街道の防火建築帯

私は年2回鳥取市中心市街地で行われる花と木のまつりをとても楽しみにしています。

イベント自体は普通に楽しむ程度なのですが、中心市街地のメインストリート若桜街道が歩行者天国になることにアがりまくりなんです!

普段立つことのできない大通りのど真ん中に立ってテンションMaxな私がほくそ笑む。。

なぜなら~若桜街道の防火建築帯を左右そろい踏みで見放題なのですから!

防火建築帯とは街の防火を目的に建てられた建築物です。1952年(昭和27年)、耐火建築促進法が法律第160号で施行され、この法に基づいて建築帯造成事業が開始されました。

都市の中心部に地上3階以上、 高さ11メートル以上の耐火建築物が帯状に建設された防火帯を作り、都市の不燃化を図るものです。

それプラス、長屋形式の共同商店を建築し、都市の高度利用をも目的に日本の市街地改造を試みるという、まちづくりの中で重要な役割を担っているのです。

鳥取のまちは1952年の鳥取大火で、まちのあらゆるものが燃えつくされてしまいました。

当時の方々の懸命な努力でまちは復興されていくのですが、その時に日本で初めて適用されて、約3.3㎞に渡る防火建築帯が造設されました。

それはもう!都市火災に強く3車線道路をセンターに置いたギガサイズ商店街の誕生となったわけです!

その後、幸いにも火災や大きな災害の被害も出ず、67年の月日に毅然と立ち尽くす建築帯なのですが、老朽化はどうしても否めません。。。

壁一枚をお隣さんと共有しているという特殊な状況である為、建て替えるにしても、各ビルのオーナーさんの一存ではどうにもならないことが山積みであろうことは、遠目で見ている私でさえ解ります。

私の無責任な意見ではあるのですが、アーケードから上の上層階、無防備に放置されている上層階にこそ、まちのポテンシャルを感じずにいられないのです。

ある一つのエリアで共同建て替えの計画が進んでいたようですが、頓挫したようですね。都市計画と莫大な予算・・・地権者の利益・・・心の折り合い・・・それはそれは難しいことだったであろうことは理解できます。

ただ、もっと小さいレベルの変化から大きなイノベーションに移行して行くことは出来なかったものかと考えてしまいます。

JR鳥取駅を背にして、両サイド3.3㎞に渡る防火建築帯商店街

そのまっすぐな視線の先には、鳥取城跡=久松山 

ここにしか存在しない、この街並みを、守るのか・・・朽ちるのか・・・まちの未来は全ての人の当事者意識で決まるのだと思います。

私だったら、あなただったら、どう使う?

そんなことを考えながらカメラを向けると、まちの景色が違って見えてくる気がするけれど・・・そう言う自惚れが、たくさん集まれば面白い変化が起きそうな予感がします。

67年もの歴史を背負いガッチガチで強固な防火建築帯と何の制限もない自由で柔軟な思考

そんなハードとソフトが融合した時の化学変化が、案外とまちの輝かしい未来になりうるのでは?そんなふうに思いませんか~!

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