時代と共に変化する
私は子供の頃から、どちらかと言うと和菓子が好物で、ビジュアルの可愛さもあり、因幡の白うさぎ饅頭が大好きです。
自宅でのおやつ用なのですが、駅やデパートのお土産売り場に出向いて買い求めていました。
今はスーパーやコンビニでも簡易包装のモノが購入できるようになっているので嬉しい限りです。
子供の頃から食しているのでわかることなのですが
このお饅頭は変化し続けています。
私の記憶の先端にあるのは、兎の形をした手のひらサイズのお饅頭で変わらないのですが、赤い瞳はついていませんでした。
工場見学に来た小学生からの「目があったら可愛い」の意見を取り入れ、赤大根から抽出した原料で赤目が描き込まれました。
中の白あんも、ホクホクした素朴な味わいから、バターをふんだんに使用した洋菓子を彷彿するようなしっとりした卵餡に変化しています。
半世紀の長きに渡り支持されているのは、移り行く時代の変化や人々の嗜好を研究した企業の弛まない努力が実を結んだ結果であり
美味しいお菓子を届け続けてくれていることには感謝しかありません。